こんにちは、店主です。
「ちいかわ」という漫画のタイトルは「なんか小さくてかわいいやつ」の通称なんですね。すごく今更ですが最近知りました。今回は古代ローマの人たちが生み出した「なんか小さくてかわいいやつ」をピックアップしてみたので、ぜひお楽しみください。
ジャグの形をしたガラスペンダント
Glass pendant shaped like a jug
メトロポリタン美術館収蔵品
サイズ: H2.1cm
素材: ガラス
うねうねとした模様がかわいいですね。どのような場面でどのようなコーディネートの一部として身に付けていたのか気になります。残念ながら詳しい説明がないため皆さまの想像にお任せします。
ガラスのサイコロ
Glass die
メトロポリタン美術館収蔵品
年: 紀元後1~2世紀
サイズ: 1.4 x 1.3 cm
素材: ガラス
この朽ちたガラスの質感に心掴まれます。サイコロの起源と歴史、古代ローマでの用途まで詳しく書かれてある面白い記事があったので気になる方はぜひ読んでみてください。
大英博物館には「サイコロ賭博に負けて相手のスネにかじりつく少年の像」があるらしいです。賭け事はいつの時代も人を狂わせる魔力があるようですね😊
ガラスモザイク顔のビーズ
Glass mosaic face bead
メトロポリタン美術館収蔵品
年: 紀元前1~紀元後1世紀
サイズ: φ1.2 cm
素材: ガラス
不服そうな表情がたまらんですね。同一のものではないのですが、同じ時代に作られたビーズがMIHO MUSEUMにも収蔵されています。モチーフはギリシャ神話に登場するメデューサであり、悪魔除の意味があると考えられているそうです。
古代の「なんか小さくてかわいいやつ」いかがでしたでしょうか?すぐに商売に結びつけたくなる性格なので、これらの出土品をモチーフにした飴がミュージアムショップに売ってあったら欲しいなと思いました。既にどこかで商品化されていることでしょう。
余談ですが、この記事で紹介している画像は全て「パブリックドメイン」にカテゴリーされた自由に使える素材です。アメリカのメトロポリタン美術館の収蔵品アーカイブデータを一覧できるサイト The Met’s Open Access programは、宝探しの気分を味わえて大変楽しいので気になる方はぜひご覧ください!
では次回もお楽しみに〜